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大文協は、すべての県民の団体です。活動費は、会費や県民の皆さんからのカンパでまかなっています。故郷の文化財保存に関心のある方たちの入会、カンパをぜひお願いします。

  お礼
シンポジウム「律令国家と海部の光芒ー中安遺跡の語るもの」
11月19日 大分県農業会館におきまして無事終了しました。参加された皆様ご苦労様でした。今後とも大分市、大分県の文化財の保存
にむけ共にがんばりましょう。
     
   
昨年(2000年)のHot News(12.15まで)


●大分市千人塚(永興-ほとんど大道トンネルの上)の現地説明会に行ってきました。ながく円墳と思われていたものが、今回の調査で前方後円墳であることがわかりました。後円部は残ることになりましたが、宅地開発のため前方部跡は破壊されます。

後円部


台地につきだした見晴らしの良いところ。

前方部跡-くびれ部がよくわかる。

後円部上に残っている石棺の破片と思われるもの。

ここでも古墳の脇まで開発はすすんでいた。


地元の女性から「前方部も破壊せずに全体を残して欲しい」と言う強い意見が市当局者に対して出されました。大分市の文化財行政は、市民の強い批判の前に立たされています。
● 大友館跡現地説明会に行ってきました。(10月15日)
大友館正殿跡と思われる礎石の跡

上野六坊踏切横。大きな溝が向こうから手前に斜めに走っています。館の周りの堀の西の端と思われます。上の写真に続くと思われる溝。左側が館の内側。さらに写真向こう(東へ)伸びています。
謎の溝。ちょうど庭園遺構の、線路を挟んで南側になるところ。この溝は上の写真の溝に対して直角(南北)に交差し、一度横に走っていた溝(東西)を埋めた後に掘られているとのこと。時代的には1570年代ということがはっきりしている(遺物が1570年代以降のものがあったとのこと)。館から出っ張った形の建物の周りに防御用に掘ったものではないかなと想像してみたけど。
今回は何箇所もまわる見学会でしたが、とても多くの人達が見学にまわっていました。
東よりの町屋部分で出た墓。桶が見える。棺おけではなく、普通の桶を使っているとの説明でした。
戦跡のページに紹介しました、高射砲陣地。大きさが分かると思います。

10号線を渡った東よりのところ。町屋の跡。
火事で焼けた跡がある。たくさんの「ヤサラ」が出てきた。この時代にも好きなノンベーがいたのか。
上の焼け跡ででた石臼。他にも中国産やベトナム産の陶器などがが出ている。
 今回で館の北、西の境がほぼでてきたようです。また拡張の様子もかなりはっきりしました。そして、中国、ベトナムといった地域からの品々がさらに出土し、当時の貿易の豊かさがわかります。

● 西南戦争の塹壕跡が、90箇所確認された。10・4 合同
県南の宇目町黒土峠周辺に百二十三年前の西南戦争時の、西郷軍、政府軍それぞれの塹壕跡が南北に向き合って分布していることが、「西南戦争を記録する会」高橋信武代表・5人)によって確認されました。(下図、合同より転載)
      
★田和山-加藤氏よりメール   現状保存へ  9・27
田和山遺跡を保存して国史跡に申請すると松江市長が言明し、文化庁岡村道雄主任調 査官も現地調査して、OKを出したので、「記録保存=破壊」から一転して「現状保 存」になりました。 全国からお寄せ頂いた御支援に感謝します。 お山が南北分断されるなど問題を残していますが、国史跡として残せることは、運動 参加者としては、大きい喜びです。 これからの活用運動にも御注目くださるようお願いします。 訴訟での遺跡鑑定は、岡山大学松木助教授により現地視察が3回実施されました。そ の中で、弥生期の環壕掘削時に第1環壕の外側に幅八mもの土塁が築かれたとの鑑定 人の指摘があり、この点を含む幾つかの新しい調査をすることになっていました。 ところが、被告松江市長は、その調査をすると金がかかる、被告が金を負担するいわ れはない、と言い出し(現状保存を決める以前のこと)、裁判所をはさんで協議の 後、原告がボランティアを募集して実施することとしたものです。 その鑑定が、9月28日午前10時から実施されます。 現状保存となったので、市教委は史跡予定地を保存管理する立場から、鑑定に協力す ると言い、これまではなかったのですが、 現場にテントを張り昼食・休憩・記者会見などの備えることにしています。 御礼にあわせ、報告します。
★9/15付の考古学情報発信マガジン80によれば、以下の通り-田和山
松江市長がほぼ全面的に遺跡保存の方針を表明
松江市の松浦市長は11日開かれた市議会で、三重の環壕が見つかった弥生時代中期の田 和山遺跡について、遺跡の半分を削る部分保存案を大幅に見直し、環壕の一部を除き、 ほぼ全面を保存する方針を明らかにした。


★下のように喜びのニュースを書いたのですが、島根の加藤 暁さんからメールが届きました。  9・12
「良かったね。おめでとう。」こんな電話がはいってきます。 市長の部分保存案が、遺跡の大部分を残す提案と報道されて、多くの方が喜んでくだ さっています。 しかし、実際は『国指定史跡』と胸はって言える保存計画でしょうか。疑問です。 考える会は、二項目の要求で市議会に請願。 さらに市長、教育長にも重ねて要求をしていきたいと考えています。 ホームページ、挿絵も更新しました。
                            加藤 暁(さとる)

まだ油断はできないようです。
★田和山遺跡を松江市が全面保存  島根 松江市は8日、三重の環壕(かんごう)が見つかった弥生時代中期(約2000年前)の 田和山遺跡(同市乃白町)について、遺跡の半分を削る部分保存案を大幅に見直し、環 壕の一部を除いて、ほぼ全面を保存する方針を固めた。-(管理人)ついに松江市が決断しました。田和山保存に頑張ってきた皆さん、おめでとうございます。我々も見習って頑張ります。
しかし、ますます大分市の後進性が目立ってきますね。
以前に、木下大分市長は「工事の方が重要。工事か、遺跡か、てんびんに掛けるところまでない」と言いました。前の松江の市長さん並ということでしょうか。

(`_')「海部の祭り」の日、中安遺跡破壊始まる。
 9月9日、海部のまつりの当日、中安遺跡の一部が削られました。
「大分市」にとっての「海部のまつり」の意義がどういうものかがよくわかる日付の巡り合わせです。私達、大文協は今後も、この遺跡の価値の重要性を市民に知らせ、破壊工事の中止を訴えます。そして、重要遺跡を破壊した大分市・市教委の責任を追求していきます。
●大分市坂ノ市の辻古墳の現地説明会に行ってきました。                           (下記の記事や文化財情報もどうぞ)

辻一号墳、後円部がわかる。写真向こう側の建物のあたりまで前方部があった。
推定40mほどの前方後円墳であったらしい。江戸寺代後期には畑などに利用され、平たくなっていたらしいとの事。最終的には鉄道(日豊線)の建設によって前方部の跡も完全に消滅したようだ。時代は古墳時代後期、亀塚古墳よりあとで、小亀塚古墳より前とのこと。王ノ瀬の石棺はここから出たものではないかと思われるとの事。
辻二号墳、古墳時代前期の方墳と推定された。一号墳より古い。白く横たわって見えるのが箱式石棺の蓋の部分。一号墳より高い位置にありました。これらの古墳も海部の首長系譜につながる人々のものと思われます。大分市にはここに古墳があったことがわかるように工夫をしてほしい。
一号墳の周溝から出土した葺き石         

 報道された衣笠形埴輪の下半分、多                             量に出たので復元が楽しみです。
右が古墳跡、左端の家まで前方部が伸びていたらしい。左は日豊線の線路。
ほぼ完形品の「衣笠形埴輪」 大分市里 辻古墳から出土  9.1 合同
大分市教委が発掘調査をしている同市里の辻古墳(一号墳)から、衣笠(きぬがさ)形埴輪(はにわ)が出土した。県内では、破片で見つかるケースはあったが、今回のような完形品に近いものは珍しい。しかし、古墳はすでに道路工事で大きく削られているとのこと。上の現地説明会の写真参照。
               
文化財情報
(^◇^)祝!下毛郡衙(中津市・長者屋敷遺跡)は保存・整備!8.26  合同新聞
中津市は、下毛郡衙の正倉跡とされる市内永添の長者屋敷遺跡を県レベルの史跡指定を目指し、遺跡を生かした整備を検討していく。当面、遺跡の範囲確認調査を進める予定。市営住宅建て替えに伴う調査で発見されたものですが、中津市は建て替え計画を断念。1995年の時点で史跡公園的なものを計画していました。
事務局を担当するという市民文化センターの尾畑豊彦館長の「遺跡は中津に生きた先人の貴重な財産。私達には継承していく義務がある。10年単位の長い整備になるが、ただ造るのではなく、市民が本当に親しめる憩いの場づくりをしたい」に大いに期待をしたい。
 
後ろ向き文化財行政の大分市との違いの目立つニュースです。
★松江の田和山遺跡、部分保存へ方針転換 8/24 中国新聞
  松江市、記録保存の方針を変更しました。ただ、部分保存では国史跡の指定が難しいようで、今後が注目されます。

       くわしくは文化財情報
○大文協「海部憧憬パートU」が23日夜、大分市大在の長久寺で開催されました。 

○中安遺跡問題はまだ終わらない!
県文化財保護審委員、異例の意見書提出! 22日 合同

 中安遺跡保存問題に関して、14日県文化財保護審議会は 中安遺跡の保存再考と文化財保護行政の改善を求める意見書を委員一同としてまとめ、県教育長あてに提出した。
 具体的内容は
@中安遺跡は国史跡級の重要遺跡
A市教委・県教委はが遺跡の学術的価値を明確に示せなかったことが問題を混迷させた
B指導的立場にある県教委が自ら権限のないかのような発言をした
C「可能な限り遺跡を保存する」としたにもかかわらず、保存への努力が不充分
D市教委の調査経緯に問題があり、再発防止への指導を県教委に求める
E中安遺跡の問題について、県教委が県審議会に諮問しなかったばかりでなく、報告が工事直前だった-の六項目。
 この意見書は、10日に本年度第一回の審議会において、県教委文化課が、県教委が市教委の中安遺跡「破壊」方針を容認した経過を報告した際に、委員から市教委、県教委の対応を批判する意見が相次ぎ、指導するべき県文化課の責任放棄に委員らが反発、この結果提出されたものということです。
 この意見書について県教委は「まだ、特に対応はしていない」と話している。
 

「破壊」にむけていったん埋め戻しが始まった中安遺跡、17日

怒!大分市、中安遺跡破壊を開始!8月16日
   「2000年8月16日」は大分県の文化財保存の歴史に大きな汚点として残ることとなりました。大分市長が2.3日内に作業をとめないかぎり。まるで先祖の目が怖いかのように盆明け早々の工事再開です。17日久しぶりに大分は雷雨です。ご先祖のお怒りか。
九州考古学会も声明-「中安遺跡破壊は遺憾」 8.10合同新聞
九州考古学会も8日付で大分市・同市教委、県教委に対し、再度、全面保存を求める要望書を提出した。
 要望書によると
@中安遺跡は古代・海部地域の評衙・郡衙政庁跡として、学術上極めて重要な遺跡
A調査開始が1998年(平成10年)度だったにもかかわらず、道路工事の工期を理由にした破壊は納得できない
B指導的立場の県教委・文化庁の消極的姿勢も問題-とあらためて指摘しています。

「文化財保護に歴史に汚点」-県考古学会声明 8.9 合同新聞
 
県考古学会は7日づけで大分市教委の中安遺跡の「破壊」を意味する最終方針について、方針の撤回とあらためて全面保存を求める声明を発表しました。
 声明によると

@海部郡衙政庁跡の面積を推定するのに不可欠な試掘調査もせず、小数点二ケタまで算出し、遺跡破壊の大きさをわい小化している。
A周辺の民有地に広がる遺跡について「保存手法の検討をする」としているが、政庁跡の中心部を行政自らが破壊して、いかなる姿勢と方法で保存するのか。
B遺跡の学術的価値を考える上で、最も重要な(評衙)推定遺構の扱いについての見解がまったくない。
さらに「調査と保護を考える上で、体制や基本姿勢、県教委・文化庁との協議の経緯に多くの疑問点ある」としたうえで、
@重要な遺跡の破壊に対する文化財保護部局としての遺憾の意の表明すらない。
A県教委・文化庁も調査・保護に対する法的権限と指導責任を持つのに、傍観するかのような姿勢を見せ、市教委の「最終方針」を十分検討したとは思えない-と指摘。
 
「文化財保護行政の根底にかかわる危機感を持たざるを得ない。文化財保護の歴史に大きな汚点を残す。」と強く表明しています。

 そして、県考古学会は、今秋には日本考古学会や九州考古学会の協賛を得て、
中安遺跡の問題を中心とした文化財保護行政のあり方を考えるシンポジウムを開く計画だそうです。


(`_')「県は大分市に保存を指導しなさい!」-大文協、対県交渉
一日、文化財保存協議会は大分県教委に、「大分市の中安遺跡破壊方針」に対し撤回するよう指導を求めました。
 話し合いの中で、
@県教委は中安遺跡をどう評価しているのか。
A市に対し、どう指導したのか。
などを問いただす文書を提出。
 県教委山本芳直文化課長は「
県内で郡衙として見つかった最初のケースと認識しているが、県として、海部郡衙が全国的に貴重かどうかの評価はしない」と回答。県民共有の文化財に対する無責任な対応を示しました。
 市、市教委の最終方針を県が「尊重したい」としたことについて、「
事務レベルでは文化財を守る立場から、保存の方向でずいぶん激しい議論を重ねたが、完全保存は不可能と判断したのだと思う」と説明。
 また「
都市計画道路は大分市、文化財保存は市教委の管轄。市の最終判断なので今後、県として指導することはなく、文化庁と協議することもない」と話した。
 私たち大文協は、「まだ問題は終わっていない。文化庁と再協議し、大分市が最終方針を撤回するよう」指導を申し入れました。
 
編:市も県も、郷土の貴重な歴史を葬ろうとしていることに、何の傷みも、責任も感じていない。歴史を守るために何らの努力もせず、破壊するだけの県民を、海外からワールドカップに訪れる人々は、どう見るでしょう。
 愛知万博が規模の大幅縮小に追い込まれました。これが世界の流れです。大分市、大分県の今回の対応は、世界におろかな県民という恥をさらすものです。
 今なら、まだ間に合います。世界に、郷土の歴史を大事にする県民としてアピールできるよう、大分市、大分県の英断を強く望みます。
 
(`_')大文協、大分市に抗議!!

大文協は24日、大分市長に中安遺跡の破壊決定に抗議し、決定の撤回を求める声明を提出しました。
 また市文化課とのその場での協議の中で、市が繰り返し言っていた「住民の理解が得られない」が、“心証”であり、なんらの裏づけもないものであることが明かとなりました。
 また、
秦文化課課長はまた暴言を繰り返しました。千平方b以下を事前調査の対象としてこなかった問題について課長は何らの反省もなく「市の面積は三百六十平方bもある。文化財の職員が百人や二百人もいるわけでもなく、できるわけもない」と発言。たびたび、県民の共有財産である史跡を破壊してきたことに、なんらの反省もなく開き直った態度に終始しました。
文化庁、県の大分市の文化財行政への注意がなんら効果のないものであったことが、明かとなりました。
 
いっそう市民、県民の批判の声を高めましょう!
大分市のHP、文化庁のHPへ意見を書きこみましょう!

(`_')大分市、中安遺跡破壊を決定! 
 19日、新聞報道によれば、大分市、大分市教委は全国から保存を求める声が出ている、中安遺跡を事実上、破壊する決定をしました。
 新聞発表によると、
「@道路側壁の工法を変更して道路部分を一部縮小し、道路にかかる遺跡面積(6367・05平方b)の7・4lに当たる469・4平方bを保存
Aその結果、道路にかかる郡衙政庁の一部(1011・2平方b)のうち、14・3lに当たる144・64平方bが保存される。
B郡衙関連施設が展開すると推測される周辺については、条件整備が整い次第、発掘調査し、保存手段を検討する。
ーなど」
としている。
 事実上、当初の予定通りに破壊する理由を市は「県がワールドカップや東九州自動車道路のアクセス道路として重要視し、来年秋までの完成を望むなど工期の延長が難しい。トンネルなどへの工法の変更も、地権者の理解が得られない。」と説明している。
 県、文化庁との協議について「
県も『やむを得ない判断』として承知した。文化庁にも県を通して報告したが、その後、県から何ら連絡もない」としている。
 
県教委は「市教委の慎重な検討の結果であり、尊重したい」とのコメントを発表。同時に@早く周辺の調査を実施し、中安遺跡の範囲を確認するA開発に伴う発掘調査は可能な限り早い段階でしてほしい」との注文を付けたことを明かにした。
 
県考古学会は「前進のない対応は非常に残念だ。今後、早急に学会としての対応を検討したい」と話している。

● 中安遺跡-日本考古学協会、文化庁へ保存申し入れ  7.12 合同新聞
 11日に、日本考古学協会の埋蔵文化財保護対策委員会の鈴木重治委員ら4人が文化庁を訪れ、大分市中安遺跡の保存を訴え、同遺跡の視察を要望しました。
 報道によれば、一遺跡に対し、文化庁に“保存”の申し入れをすることはあまり例がないそうです。
 またこの申し入れには、大分県考古学協会の賀川光夫会長(別府大学名誉教授・大文協顧問)らも参加しました。
 文化庁文化財保護部からは岡村道雄主任文化財調査官らが出席。
文化庁側は「県側から視察の要請などがあれば対応したい」などと答えた程度だったようです。
 

●自然史系博物館を作ろう!-安心院“化石の宝庫”生かせず

かねてから私達、大文協は、総合博物館の必要を訴えてきました。歴史博物館は、宇佐の風土記の丘を改装することで、なんとか県立博物館として形になりました。しかし、自然史系の博物館はまだ実現していません。この点に関するニュースがありました。9日の合同新聞によりますと、安心院町から大量に見つかった数百万年前の動植物化石は安心院を“化石の宝庫”として全国的に有名にしたが、町はどうそれらを生かすかで悩んでいるとのことです。それは、展示施設もなく、3年前に発見されたゾウ化石も、一部が町に返還されたが、町文化会館の「日が当たる場所」に展示されているようです。町独自の施設建設については、可能かどうかの見通しもないそうです。
 これまでも本格的な自然史系博物館が県内にないために、貴重な資料が県外流失したり、損傷したりしている。
 県立図書館の先哲資料館で、大分が生んだ偉大な天文学者「麻田剛立」展をやっています。自然観察こそが彼の科学の土台であることがわかります。
第二、第三の「麻田剛立」を生むために、自然史系博物館の建設をあらためて訴えます。

●中安遺跡―県議会質問・2 

7日も中安遺跡について、質問がありました。内田淳一議員(社会)が遺跡の評価と県教委の対応について質問しました。
 田中県教育長「3月21日に市教委から『完全保存は困難』との報告が県教委にあり、文化庁と連絡を取る中で、市教委に対し、保存方法を十分検討するよう指導してきた」と答えた。
 また内田議員が、大分市教委が文化財保護法の趣旨に反し、周知遺跡でも千平方b未満については事前調査をしていなかったことにも触れ、県教委の対応を質問。田中教育長は「面積にかかわらず調査すること。この旨の指導を徹底したいと答えた。7.8  合同新聞

●中安遺跡―県議会質問・1

6日、県議会一般質問で中安遺跡問題がとりあげられました。矢野征子議員(公明)が遺跡の評価と考古学専門家から出ている保存要望に対し、県として大分市とどのように協議しているかなどを質問しました。
 田中恒治教育長は「古代の郡衙と、その前の段階の評衙で、県内初の発見。現在、県考古学会や日本考古学協会などから保存要望書が出され、現在、市教委で保存方法などを検討中。」と回答。
 また、保存に向けた道路の工法変更などについては土木建築部の田中慎一郎部長が「道路の横塚久土線は交通渋滞緩和を目的とした大分外環状道路の一部。市の案が固まり次第、国とも相談しながら、当該事業が速やかに実施できるよう支援し、遅くとも来年の秋までに完成が図られるよう協力したい」と答えた。
 7.7 大分合同新聞

O(≧▽≦)Oいえーい!! 日田考古学同好会第11回総会&記念講演会開催  7/1
        大文協の団体会員であります、日田考古学同好会(原田会長)の第11回総会が無事に開催され、同時に記念講演会が開かれ、県立歴史博物館副館長の真野和男さんが「絵図と考古学(中世)」をテーマに講演されました。大文協より1年先輩の考古学同好会の今後ますますの発展を願っております。ついでに日田方面の方々情報を送ってください。

(`_') 市教委、答申を勝手に書き換え!
 23日付の合同新聞の報道によると、大分市文化財保護審議会が出した中安遺跡を「可能な限り保存すべき」と言う答申を「可能な限り、広い面積を保存すべき」と表現を変えて、市都市整備課に伝えていたことが市議会の一般質問で明らかになりました。答申は全面保存が原則であったのに、市教委は勝手に面積の問題に書き換えました。

(^_^) 市議会文教委員会、大分市に改善を要求 23日 合同新聞

  22日の市議会文教委員会で中安遺跡につて論議が交わされました。報道によると、「周知遺跡にもかかわらず、一部が確認調査もないままマンションで壊された」問題が取り上げられ委員は市の文化財保護行政の改善を求めた。マンション建設の情報が入る市建築指導課との連携不測などから、市教委が知らないまま建設されたということです。中野委員長が「文化財保護行政の在りかたへの指摘が出されている。縦割り行政の弊害があったと思う。充分連携できる体制をしいてほしい」と要望。市教委側は「わかりました」と改善を約束したとの事です。また、市教委は現在、工法の再検討で最終的な協議をしていると説明したとのことです
  まずは大分市の文化財行政(保護行政とは言えない)が問題ありとなったことはよいが、今後本当にまともな文化財保護行政になるのかはまだ不明。むしろ、先日の市長発言に見られるように、遺跡の価値をなんら認めず、郷土の歴史的遺産を大事だと思っていないような首長のもとでは、「反省してますが、中安は壊すしかありません」と言う可能性もあり、まだ要注意。特に工法の「最終的な協議」の中身をみなければ、彼らが本気で反省しているかどうかわからないでしょう。
 また、これまでにもここで書いたように、大友館跡や加納山などたびたび繰り返してきている以上、これがただの行政間の連携の不足とは思えません。
 加納山のときも市議会で、当時の文化室長は「きちんと調査してから(保存するか)結論を」と言うような趣旨の答弁をしていたが、実際は、防空壕を入り口からのぞいてみただけだった。なんら調査をせずに破壊されています。

    中安遺跡(海部郡衙・評衙政庁跡)の全面保存を!

(`_')木下大分市長「工事優先」を明言!(`_')   22日 合同新聞
21日に大分市を訪れた日本考古学協会、九州考古学会、大分県考古学会の代表らに対して、下大分市長は「工事の方が重要。工事か、遺跡か、てんびんに掛けるところまでない」と、中安遺跡よりもワールドカップのアクセス道路建設のほうが優先する考えを示しました。面談後、日本考古学協会の埋蔵文化財保護対策委員会の鈴木重治委員(同志社大学講師)は、「遺跡はひん死の状態にある」として、文化庁への要望、対応を検討すると報じられています。
 残念ながら、大分市長には、愛知万博の計画変更に見られるような自然や文化財をまもってこそのイベントであるという世界的な流れが理解できないようです。
 ワールドカップで大分市に来る海外の人々に、人工的な道路や建物を見せることを自慢しようとしているのでしょうか。
 現在開催中のドイツの万博がどのように行われているか。
 大分市が真剣に考慮しなければ、世界から、サッカーのために自分達の歴史を破壊した恥ずかしい人々として認識され、大会の開催さえ危うくなるかもしれません。
 外国から来た人々に、大分市民が郷土の歴史に対して愛着を持っていることが、中安遺跡の保存によって伝わると私達は考えます。これこそが。真に21世紀の国際親善になるのではないでしょうか。いとも簡単に郷土の文化財を破壊するような市民と、親しくなりたいと誰が思うでしょうか。
 大分市は、文化財行政とは、てんびんに掛けるようなものではなく、自分達の先人の歩んだ道を残すことは当然であり、開発はやむをえない時に、最大限の注意を図って行うものであることを認識せねばなりません。そうでなければ、顔のない町を作ることは破壊と同じです。
 達、大文協はワールドカップの成功のためにも、中安遺跡を全面保存することを要望します。

  

(^_^)市教育長発言は不適切」-県教委が指導へ  6月21日 合同新聞

下記でお知らせしました市議会での清瀬教育長が「千平方b以下だったため、確認調査はしていない」との発言にたいして、県教委は「千平方b以下は調査対象外と受け取られる恐れがあるとして、近く文化財保護法に基づいた適切な対応をするよう指導する方針とのこと。

 大文協との交渉のときも、市は「(開発工事などが多いから)忙しくて対応できないので千平方b以下はチェックできない」というような答えをしていましたが、文化財保護法では面積を問わず事前の確認調査を義務づけていることに反していることが明らかになりました。

 記事の中で市・市教委は都市計画法の基づく開発では、千平方b以下が許可不要のため、把握できない。一方、建物建設を伴うものは建築確認申請として市を経由することから、把握は可能だが、「体制が整わず、周知遺跡のすべてをチェックすることは難しい」としている。

 しかし、中安の場合、97年から試掘をし、その際の目的は団地建設として県に報告されている(文化財年報)。チェックが難しいはとおらない。また大友遺跡でも先にマンションが建っていました。さらには加納山の防空壕にいたっては、業者が調査をし、業者の側から、資料の保存をされるなら差し上げますと申しこまれてはじめて、近くの公民館に置くよう指示しました。

 はじめから調査をする気があるのか、大変疑わしい。現場の職員が一生懸命掘って、大分の新しい歴史を明らかにしつつあるにもかかわらず、中安遺跡の見学会が道路の完成まじかになって行われたことなど、市教委自体は文化財保護という自分の職分を忘れているとしか思えない。観光行政で日ごろ、大分市には顔がないとぼやいている。観光課は上野丘に案内板を立てたりして頑張っているようだが、市自身が上野丘の保存もせず、開発されるにまかせている。大分市の顔を消しているのは、大分市自身とも言えます。問題は大分市の文化財保護にたいする後ろ向きの姿勢であると私達は考えます。

 もし、単に忙しさが問題だとするなら、市は早急に周知遺跡だけでも事前調査ができるように人員の充足などの手配をするべきです。

 また県教委は「すでに口頭で注意したが、再度指導したい」と述べいているが、この10年ほどの大分市の文化財行政を厳しく点検の上、改善に向けた指導を積極的に行うよう要望する。

市教育長「完全保存は難しい」と市議会答弁 6月19日 合同新聞

 清瀬教育長は「国や県、土地所有者など関係者の理解を得るのが困難」として、「完全保存」は困難と答弁。しかし県は「工法変更など、保存に向けた具体的協議はない」と話している。報道によれば渡辺県都市計画課課長の話として「市から報告は受けているが、保存のための工法変更などの具体的な協議はない。具体的な提案があれば、建設省とも協議する」としている。
 また大文協が市との交渉のなかで追及した、マンション建設時の事前調査がなされなかったことが確認されました。
 
教育長は「千平方b以下の開発は文化財課に上がってこないため、確認調査はしなかった。」と答弁
これは、大分市では千平方b以下の開発は、たとえ事前に周知されている遺跡であろうと自由に破壊できるということです。
そして教育長がそのような文化財行政になんの疑問も持っていないことが明白であり、
少なくとも千平方bまでなら、大分市には文化財保護行政が存在しないことを意味しています。
すでに大友遺跡においても同様にマンションが周知遺跡内に立って遺跡の一部を破壊していました。
 県やその他の関係者の「理解を得るのが難しい」と市は説明していますが、上記の県関係者の発言をみても、大分市は意見を聞いてもいないで結論を急ごうとしていることはあきらかです。
大分市・市教委は、「大分市緑の基本計画」で「大分市民の役割」として定められている以下のことを守る義務があることを認識すべきです。
 「
●歴史的・文化的資源への理解を深めるとともに、その保全活動への参加・協力に努めます。
  ●埋蔵文化財の発掘調査や有形・無形文化財などを保護する取り組みへの協力に努めます。」
しかし、これほどの事態になっても「食文化」に詳しい文化人の市長さんは何も発言しておられないのは、残念です。もう一度「美味しんぼ」で特集してほしいですね。市役所の秘書課長さんなどは、マンガに登場した自分のところを、名刺のうらに刷ってあるぐらいファンのようですから。

●日本考古学協会、21日に大分市に要望
日本考古学協会の埋蔵文化財保護対策委員会が6月21日午後1時から30分間、大分市長・教育長と中安遺跡の保存について面談します。30分とは短いが、上記の答弁のような文化財破壊無法地帯の大分市に歯止めとなっていただけるといいですね。

大文協、2000年度大会開催
 
 6月17・18日の両日に大分県文化財保存協議会の2000年度総会・大会が行われました。
17日総会では、大分市中安遺跡などの状況を考えると、まったく行政などの援助を受けない市民団体としての大文協の役割がますます重要となってきています。資金難ではありますが、カンパなどを訴えて、市民・県民に文化財保存への参加・協力を求めるといったことが承認されました。
 また、あらためて中安郡衙・評衙遺跡の全面保存を求める総会決議を採択しました。
 また、翌18日には場所を中安遺跡の地元であります、大分市大在公民館に移して大会が行われました。
 午前には森猛氏の文献からの海部へのアプローチや、大友館跡などの保存に活動しています「大友関連遺跡の保存を考える会」からの活動報告、午後には地元ジャーナリストの清田透氏の中安遺跡をめぐる経過と見とおしや、他の県での保存の例などが紹介されました。そして奈文研の松村恵司氏の「富本銭」の発掘について記念講演が多数のスライドを使って行われました。
最後は、講師の方々に参加していただいてのシンポジュウム。活発にそれぞれの講師のテーマに関して質問が出されました。
 その中で、地元の大在のご婦人からの、地元の変貌を前に、昔のように「子供たちがおもいきり深呼吸できる町であってほしい」という発言には思わず会場から共感の拍手がわきました。
 また、研究者からは、中安遺跡について、郡衙・評衙という議論にとどまらず、古代「サカトの津」との関連を考える必要性が出されました。
参加者も90人にのぼり、大文協ならではの自由な議論がとても盛り上がった大会でした。
     
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  中安遺跡-再要望書提出!

 13日、大文協は大分市長に中安遺跡保存問題について再度の要望書を提出しました。前回の交渉およびその後の市当局の発言などについて明確な回答を要求するものです。 抗議・要望書

下の「大分市文化財保護審議会答申」を見てください                                        

大文協、第一回和島誠一賞受賞!


 先日開催された文化財保存全国協議会総会におきまして、わたしたち大文協にたいし第一回和島誠一賞(団体)が贈られました。これは文化財保存に貢献のあった個人、団体に贈られるもので、同時受賞(個人)は日本古代史の直木孝二郎氏でした。
 わたしたちの10年間の活動が評価されたもので、会員の皆さんと喜びを分かつとともに、中安遺跡保存を始め、これからの活動への強い励ましとなります。
 
■関連ニュース

大分市文化財保護審議会も保存を答申!

5月29日に大分市文化財保護審議会も中安郡衙・評衙遺跡の保存を答申しました。
これによって大分市当局は再協議に入るとのこと。
 また審議会は「
今回のような事態が再発しないよう、地域住民と学識経験者、行政が一体となった遺跡の保護・活用に向け、伸長かつ積極的に取り組むよう切望する」という見解を表明した。

 5月10日の私達との交渉について

 大分市城原の中安遺跡保存について5月10日に大文協と、大分市文化財課および都市計画課との間で交渉が行われました。
 大分市側は、あくまで道路建設を優先し、破壊する方針を繰り返しました。また遺跡の価値についても、おおくの研究者がその価値について発言しているにもかかわらず、「郡衙は全国に何百とある」「県内にも8つはある」といった発言を繰り返すのみで、大分市にとっての価値や海部の歴史にとっての価値などは無視されています。
 現在までの調査によって、郡衙より前の評衙の遺構と思われるものも現れています。    
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関連ニュースと資料
 
  

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